能登脳卒中地域連携協議会管理局
適切な「食支援」を行うためには、食形態以外にも「姿勢調整・食べさせ方・食環境の配慮」がと
ても重要です。これを前提としたうえで、提供している『食形態』と『とろみ』に対して、その適正を評価するためのチェックシートです。各施設において食事介助に携わる職員一人一人が食事場面を観察(ミールラウンド)することで、対象者の「日々の食べる変化」をチェックし、提供している食事内容について再検討する際の参考資料としてご利用ください。ただし、チェックが付いたからといって、すぐに「食下げ」や「絶食」などということではありません。
「食形態マップ」に対応して提供している「食形態」が現状の食べる機能に合っているか?「食上げ」はできるレベルか?「とろみ」はどうすればよいか?などについて、このチェックシートの結果を食事場面の観察(ミールラウンド)の際に参考にしていただければよいと考えています。
「個人時系列評価用」と「複数名評価用」の2種類ありますので、運用しやすいシートを使ってく
ださい。また、該当する箇所に〇やを付けてコメントを記入してください(症状が理解しやすく
なります)。
※補足として以下の内容を掲載しています。
*→不顕性誤瞭(むせのない誤暇)の可能性が高い項目
☆→とろみを検討
★→食下げを検討
※むせの頻度について: 1回の食事中に
むせが1、2回→ 時々
むせが3回以上→ 頻回
※「食上げ」の方法
基本:チェックがない場合は1段階ずつ食上げ可能。
手順:チェックが1つも付かない状態が1週間以上続いた場合、1~2品ずつ食形態を上げ、再度チェックシートで観察する。再評価時にチェックが入った場合は元の食形態に戻し、経過観察する。
対象者が経口摂取している状況をそのまま記入してください。何を食べてむせたのか、どんな 時にむせたのかなどのコメントを記入してください。その内容が摂食嘩下評価につながります。
チェックが多くて不安、どうしたらよいかわからないなどの困難事例があれば食力の会で検討・ 助言もおこないますのでご連絡ください。
※チェックが一番多く入ったところの食形態を参考にしてください。
UDF:「ユニバーサルデザインフード」は日常の食事から介護食まで幅広く使える、食べやすさに配慮した食品。
詳しくはhttps//www.udf.jp
※チェックが入ったところを参考にしてください。