能登脳卒中地域連携協議会が発足してはや10年目になります。平成28年4月より川北が東先生より会長を引き継ぎました。「ともかく脳卒中地域連携パスを動かしてみる」を合言葉に歩き出しましたが、この3年間の登録率:80%、病院退院時報告率:95%で、全国的にも極めて高い値を維持しています。また、当初から脳卒中症例登録を目指して脳卒中データバンクを構築してきましたが、貴重なデータが集積・解析され、全会員にフィードバックすることができています。平成29年には「介護・医療連携用紙」の作成、利用、能登脳卒中症例検討会、および能登脳卒中市民公開講座を開催いたしました。これも一重に患者・家族の皆様のご協力と会員の皆様のご努力の賜と深く感謝しています。
さて、脳卒中地域連携パスのホームページは、当初、協議会の事務局が能登中部保健福祉センターにあったことで、石川県のホームページの一角を間借した形で存在しました。現在でも、検索するとすぐにたどり着くことができます。しかし、H22年7月をから、恵寿総合病院が事務局を引き継ぐこととなり、能登脳卒中地域連携協議会のホームページとしてリニューアルし、再出発することとなりました。その後も2~3年に一度のホームページ更新を続けており、今回、平成30年4月にもデータベースの追加などの更新を行いました。
その主な目的は、会員の利便性と全国への発信機能の二つに集約することができると思います。前者については、会員への連絡・報告の掲載やダウンロードなど、後者は、地域住民へのアピールや能登脳卒中データバンクの一般公開などです。今後も是非、一人でも多くの皆様に利用していただくよう、よろしくお願い申し上げます
最後に、当協議会の主事業である脳卒中地域連携パスと脳卒中データバンクの更なる発展が続くことを心から祈念します。
会長 川北 慎一郎